キミさえいれば
私の上半身をさんざん堪能したハヤト君が、今度は私のスカートの中に手を入れる。


太ももを触られて、思わずビクンと膝が上がった。


「凛、お前ホントにすげぇ。

綺麗な脚……」


そう言うと、ハヤト君は私の太ももの内側にキスをした。


ハヤト君の大きな手が後ろに回り、今度はお尻を撫で回す。


その感触がイヤで、必死に下唇を噛んで耐えた。


そうして、ついに。


ハヤト君が私の下着を剥ぎ取ってしまった。


ホコリっぽい体育倉庫に、ハヤト君の荒い息遣いだけが響き渡る。


カチャカチャと鳴るベルトの音。


それを聞いた途端、急に恐怖が襲ってきた。


「い、いやっ」

 
思わずスカートを押さえた。


「何言ってんだよ。

今さら止められるわけないだろ?」


ハヤト君は私の身体を押さえつけたまま、ベルトを外していく。


「いやっ。やめてっ。お願い!」


やっぱり私、無理だ。


先輩以外の人となんて出来ない。


「怖い。怖いよ、先輩……」


必死に首を振る私の両脚を、ハヤト君が広げる。


「いやぁっ!

先輩!

助けて……っ。

せ、んぱい……」




私は急激に目の前が真っ白になって。




次第に意識が遠のいていった。


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