キミさえいれば
だけど違う
そんな出来事があった日の2日後。
生徒会の集まりがあるというので、私は放課後、一人で生徒会室へと向かっていた。
生徒会長と一体どんな顔をして会えばいいのか。
それを考えると、気が重かった。
「失礼します」
静かに扉を開けて生徒会室に入ると、椅子に仰け反って座るチャラ男の姿が目に入った。
「おっ、白石さんじゃん」
穴が開きそうほど向けられる視線に戸惑いつつ、私は一昨日座ったのと同じ席に腰を下ろした。
「白石さんってホント可愛いね~」
私の斜め前に座るチャラ男は、机に身を乗り出して、舐めるように私を見ている。
「色白いし、顔綺麗だし、スタイル良いし、マジで完璧だよね~」
生徒会の役員になってしまったから、仕方なくここにいるけど。
そうじゃなかったら、今すぐにでも逃げ出したいくらいだ。
思わず、ふぅとため息が漏れたその時。
何を思ったか急にチャラ男が立ち上がって、私が座っている席に足早に近づいて来て、私の隣の椅子に腰掛けた。
無意識に身体に力が入ってしまう。
やだ……。
一体何……?
「ねぇ、白石ちゃん」
私の椅子の背もたれに手をかけ、耳元に顔を近づけるチャラ男。
息がかかって、ゾクッとした。
「ヤらせてよ」
チャラ男のとんでもない言葉に、目を大きく見開いた。
今、なんて言った……?
生徒会の集まりがあるというので、私は放課後、一人で生徒会室へと向かっていた。
生徒会長と一体どんな顔をして会えばいいのか。
それを考えると、気が重かった。
「失礼します」
静かに扉を開けて生徒会室に入ると、椅子に仰け反って座るチャラ男の姿が目に入った。
「おっ、白石さんじゃん」
穴が開きそうほど向けられる視線に戸惑いつつ、私は一昨日座ったのと同じ席に腰を下ろした。
「白石さんってホント可愛いね~」
私の斜め前に座るチャラ男は、机に身を乗り出して、舐めるように私を見ている。
「色白いし、顔綺麗だし、スタイル良いし、マジで完璧だよね~」
生徒会の役員になってしまったから、仕方なくここにいるけど。
そうじゃなかったら、今すぐにでも逃げ出したいくらいだ。
思わず、ふぅとため息が漏れたその時。
何を思ったか急にチャラ男が立ち上がって、私が座っている席に足早に近づいて来て、私の隣の椅子に腰掛けた。
無意識に身体に力が入ってしまう。
やだ……。
一体何……?
「ねぇ、白石ちゃん」
私の椅子の背もたれに手をかけ、耳元に顔を近づけるチャラ男。
息がかかって、ゾクッとした。
「ヤらせてよ」
チャラ男のとんでもない言葉に、目を大きく見開いた。
今、なんて言った……?