ひだまり
なんか久しぶりに身に感じた。
小学校からずっと、いなかったから。
ちょっとトラウマがあって女の子に抵抗があって友達作らず一人でいたけど男友達とは…考えたことなかった。なんか新鮮で嬉しくてくすぐったい気持ちになったのは秘密。
それになんかこいつは嫌いじゃない。
そうおもったとき、
キーンコーンカーンコーン
とベタな学校のチャイムが鳴った。
「あ!次たしか数学だ!!俺数学テストの点数悪いから平常点で稼がないとダメなんだよ~」
「ダサ」
「毒舌~学年5位の葉山さんとは違うんです~」
そういってこいつはべーってしてる。
…まぁたしかに5位はあってるけどさ…
「よく知ってるわね」
とちょっと引き気味にいったのにこいつは「あはは~」と照れてやがる。
誉めてねぇよ
「よし!頑張って来るね~」
といって出口まで駆け出していった。
ソイツがドアのぶを触ったとき、あっ!といって私を向いた。
な、なによ…
ソイツはニカっと笑った、
「葉山さんまたね!」
久しぶりにかけられるその言葉に私は目を見開いてしまった。
ニカっと自然に笑うソイツがなんだか輝いて見えた。
それでちょっと返事が遅れて、また…と言おうとしたときはもういなかった。
…なんてやつだ。