アメ、ときどきチョコレート
「や~、ミワも恋をしているとは……。もぉ、幼なじみのあたしには教えてくれえればよかったに……」
「いや、だから和哉とは付き合ってなんかないって」
「照れなくていいの!じゃあさ、付き合ってないならなんで名前呼びなの?」
「うっ……」
ふむ……。和哉とわたしが双子であるということをめいに説明するのはかなり面倒くさい。
「和哉とは付き合ってるんじゃないよ。えーと、なんていうか、ちょっと特別な関係というか……」
「結局好きあってるってことじゃん」
……説明ができない。
「美ー和、ペン貸してくれ」
和哉っ!変な時に出てくるんじゃないっ!!
「仲良しカップルなのね~❤」
わたしは芽衣にもう説明をすることをやめて、屋上に行くことにした。
ガッチャンーーー……。
もう錆びてきてきしむような音のする屋上へと続くドアを力いっぱい押し開けた。
「もおー、恋なんか、わたしはまだしたくないーー!」
今まで自分の中に溜めていた気持ちを一気に出す。
「フ……」
え?何、今笑い声が聞こえた気がしたんだけど……。
「やー、君面白いね。二年B組の朝倉美和さん」
うわ、人に見られてた……。ん?そういえばこの人……。
生徒会長か……。
「いや、だから和哉とは付き合ってなんかないって」
「照れなくていいの!じゃあさ、付き合ってないならなんで名前呼びなの?」
「うっ……」
ふむ……。和哉とわたしが双子であるということをめいに説明するのはかなり面倒くさい。
「和哉とは付き合ってるんじゃないよ。えーと、なんていうか、ちょっと特別な関係というか……」
「結局好きあってるってことじゃん」
……説明ができない。
「美ー和、ペン貸してくれ」
和哉っ!変な時に出てくるんじゃないっ!!
「仲良しカップルなのね~❤」
わたしは芽衣にもう説明をすることをやめて、屋上に行くことにした。
ガッチャンーーー……。
もう錆びてきてきしむような音のする屋上へと続くドアを力いっぱい押し開けた。
「もおー、恋なんか、わたしはまだしたくないーー!」
今まで自分の中に溜めていた気持ちを一気に出す。
「フ……」
え?何、今笑い声が聞こえた気がしたんだけど……。
「やー、君面白いね。二年B組の朝倉美和さん」
うわ、人に見られてた……。ん?そういえばこの人……。
生徒会長か……。