アメ、ときどきチョコレート
「ミワ、調子はどう?」
今日、わたしは学校を休んだ。そうしたら、芽衣が放課後にお見舞いに来てくれた。
「うん、だいぶんいいよ」
わたしはベッドから体を起こすと、芽衣が持ってきてくれた『Stripe』の「ふるーつぱふぇぷりん」をスプーンですくって食べた。
「よかった、みんな心配してるよ」
芽衣はにっこりと微笑んでから、悪戯っぽく笑った。
「坂本くんが、『今日、美和は?』って聞いてきたのよ」
「……」
わたしは黙ってプリンをスプーンですくう。芽衣はニヤニヤしながらわたしの反応を待つ。
その時だ。ガチャっというドアをあける音がした。
「和哉!」
「体調は?」
クッションの上にどんと座った和哉を見て、芽衣が急に立ち上がり、メールを打ち始めた。その直後、わたしの携帯がバイブした。差出人を見ると、……芽衣から。
「二人で楽しみな❤(*ノェノ)キャー」
わたしは黙って携帯を閉じる。それと同時に芽衣がぱたたたと軽快なリズムとともに階段を駆け下りていっていまう。
『……』
妙に気まずい。わたしも和哉も口を開こうとしない。
「えーっと……」
和哉が口を開いた。
今日、わたしは学校を休んだ。そうしたら、芽衣が放課後にお見舞いに来てくれた。
「うん、だいぶんいいよ」
わたしはベッドから体を起こすと、芽衣が持ってきてくれた『Stripe』の「ふるーつぱふぇぷりん」をスプーンですくって食べた。
「よかった、みんな心配してるよ」
芽衣はにっこりと微笑んでから、悪戯っぽく笑った。
「坂本くんが、『今日、美和は?』って聞いてきたのよ」
「……」
わたしは黙ってプリンをスプーンですくう。芽衣はニヤニヤしながらわたしの反応を待つ。
その時だ。ガチャっというドアをあける音がした。
「和哉!」
「体調は?」
クッションの上にどんと座った和哉を見て、芽衣が急に立ち上がり、メールを打ち始めた。その直後、わたしの携帯がバイブした。差出人を見ると、……芽衣から。
「二人で楽しみな❤(*ノェノ)キャー」
わたしは黙って携帯を閉じる。それと同時に芽衣がぱたたたと軽快なリズムとともに階段を駆け下りていっていまう。
『……』
妙に気まずい。わたしも和哉も口を開こうとしない。
「えーっと……」
和哉が口を開いた。