アメ、ときどきチョコレート
【~番外編~ legend.宮崎遥香】
…なんかわたし悪い事したっけ?
生徒会長に朝から絡まれているのはなぜ?
「やあ朝倉くん、少しの間顔を見なかったね。元気だったかい?」
「ハァ……」
「ほれ、朝倉くん、修学旅行のおみやげのストラップ。広島に行ってきたのだよ」
「おぉ……」
生徒会長である宮崎遥香さんは、とてもボーイッシュな方だ。皆からの支持も圧倒的で、会長になったときの選挙の投票数は過去最大だったとかーー。
ルックスも成績も良く、皆からの注目を集める。
校内を颯爽と歩く姿はとても美しく、かっこ良かった。
「ありがとうございます!」
「うん、またな」
わたしはひとまず元気にお礼を言って、教室に戻った。
「で……。ストラップを生徒会長さんからもらったと……」
隣から聞こえる芽衣の感嘆の声。
「ミワ!あんた人気者じゃない!」
「…そうか?」
「そうよ!」
芽衣は頷いてから、にやりと笑った。「マドレーヌあたしと作った日さ、あたしと別れた後、坂本くんとなんかあった?」
「…内緒。どっかからなんか聞いた?」
「んー、ちょっと部活仲間からね。ほらー、やっぱりなんかあったんだよ~❤」
顔が熱くなるのを感じながら、シャーペンの芯を出す。
生徒会長に朝から絡まれているのはなぜ?
「やあ朝倉くん、少しの間顔を見なかったね。元気だったかい?」
「ハァ……」
「ほれ、朝倉くん、修学旅行のおみやげのストラップ。広島に行ってきたのだよ」
「おぉ……」
生徒会長である宮崎遥香さんは、とてもボーイッシュな方だ。皆からの支持も圧倒的で、会長になったときの選挙の投票数は過去最大だったとかーー。
ルックスも成績も良く、皆からの注目を集める。
校内を颯爽と歩く姿はとても美しく、かっこ良かった。
「ありがとうございます!」
「うん、またな」
わたしはひとまず元気にお礼を言って、教室に戻った。
「で……。ストラップを生徒会長さんからもらったと……」
隣から聞こえる芽衣の感嘆の声。
「ミワ!あんた人気者じゃない!」
「…そうか?」
「そうよ!」
芽衣は頷いてから、にやりと笑った。「マドレーヌあたしと作った日さ、あたしと別れた後、坂本くんとなんかあった?」
「…内緒。どっかからなんか聞いた?」
「んー、ちょっと部活仲間からね。ほらー、やっぱりなんかあったんだよ~❤」
顔が熱くなるのを感じながら、シャーペンの芯を出す。