君の生きた証~love in war~
「遺体の処理をしなければ・・・ね」


ふいに声がして横を見ると、ヘレン先生だった。



「先生・・・」

「ナタリー、疲れたでしょう。顔が青いわ」

「遺体の処理って・・・」

「今は冬だから何とかなってるけど、遺体の腐敗はいやでも進むわ」



ヘレン先生が眉を寄せる。


友人の死が、また現実味を帯びて心に寄せてくる。
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