君の生きた証~love in war~
喧嘩という単語とアレンがうまく結びつかなかった。




アレンは、好き好んで人と喧嘩するようなタイプではない。

たぶん、これは誰に聞いても同じ意見だろう。




テニスに打ち込むときは、血気盛んで、とんでもなく激しいボレーを決めてくるという話だ。



でも、日常生活では、ごくおとなしい生徒。

先生たちの意見も、手のかからない生徒ということで一致しているだろう。



そのアレンが喧嘩をする相手・・・




「エミールとよ!エミール・アンダーソン!」

「エミールと!?」





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