君の生きた証~love in war~
「エミール、そのへんにしとけ」


ヘンリー先生は、あくまで淡々としている。

妙に後ろがざわついたと思って振り返ると、先生たちが集まっていた。



「ヘンリー、これは・・・」

「アレン、どうしたの!?」



オーギュスト先生に、ヘレン先生。

ジョゼフ先生も。



それぞれ驚いた顔でアレンを見ている。



無理もない。

アレンは、問題を起こすような生徒ではないからだ。
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