君の生きた証~love in war~
「遺体回収の時・・・死にかけた兵士がいた」

「兵士・・・」

「敵軍の若い兵士だった。そいつを見てた壮年の男がいた」



ロルフのはしばみ色の目が遠くを見つめるように揺らぐ。



「兵士は、その男を指さして、『ジョーンズ司令万歳』と」

「ジョーンズ・・・」

「男は、茶色の短髪で、鋭い緑の目をしてた・・・」

「それは・・・」

「アレンと同じだ」
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