君の生きた証~love in war~
アレンside ~死地を駆け抜けて~
「あー、寒いなー」
もう一枚シャツを重ねればよかったと後悔する。
いつもより、気温が低い。
身体を温めようと、テニスラケットをひゅんと一振り。
いつも通りの手応えと重み。
低血圧の恋人は、ちゃんと起きられただろうか。
金色の髪に寝癖がつく様子を想像して、顔がにやけた。
かわいいだろうな、と思ってしまうのは、俺だけの秘密だ。
もう一枚シャツを重ねればよかったと後悔する。
いつもより、気温が低い。
身体を温めようと、テニスラケットをひゅんと一振り。
いつも通りの手応えと重み。
低血圧の恋人は、ちゃんと起きられただろうか。
金色の髪に寝癖がつく様子を想像して、顔がにやけた。
かわいいだろうな、と思ってしまうのは、俺だけの秘密だ。