君の生きた証~love in war~
「俺・・・国に帰っても、忘れないからな」

「あぁ・・・」



何のことを、とは問わない。

愚問だ。




同じ人を愛した。

不幸な運命が俺たちの定めだった。






「守り抜いてくれ」

「・・・あぁ」




俺は、遠ざかっていくロルフの背中を見つめた。
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