君の生きた証~love in war~
「頼んだぞ、アレン」



ロルフが静かな目で懇願した。



「守ってくれ」



誰をとは言わない。

それが、ロルフの誠実さなのだ。



「・・・分かった」








俺は、ナタリーを抱きかかえ、走り出した。
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