君の生きた証~love in war~
昨日の夜、腕の中にあったぬくもりだ。

愛したぬくもりだ。

俺の背中につめを立てたぬくもりだ。





神様、

命って、こんなに軽かったっけ・・・?





彼女の血液が俺の制服ににじんでいく。

そのなめらかな温度すら、悲しい。






彼女の体温が溶けていくような気がして・・・





だめだ・・・

まだ逝ってはだめだ・・・




< 515 / 552 >

この作品をシェア

pagetop