君の生きた証~love in war~
「アレン?」

「・・・あぁ、パトリシアか」



声をかけてきたのはパトリシアだったが、その後ろには、ロルフやダニエル、アグネスたちがいた。


彼女の姿だけが・・・ない。





「今から寮が開放されるそうよ」

「寮が?」

「戦闘が休止したから。荷物もまとめなきゃいけないし」

「・・・そうだな。ちょっと待っててくれ。俺も行く」

「えぇ」





便箋は、ポケットにしまった。

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