君の生きた証~love in war~
「う・・・っ」


パトリシアが口元を押さえた。

顔が真っ青だ。


「おい、パトリシア、大丈夫か?」


ロルフがそばに寄り添い、伺うが、返事をしない。



「外の空気、吸おうぜ。俺も頭が痛え・・・」



ロルフが、パトリシアの肩を抱き、体育館を出て行った。
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