君の生きた証~love in war~
「はは・・・、寝坊したばっかりに、校門のぎりぎり内側で撃たれて・・・このざまだ・・・情けねえなあ・・・」



パーシーは、うっすらと自嘲するように微笑んだ。



「シャロンにさ・・・」

「うん?」

「ごめん、って伝えて・・・」


思わず言葉を失った。

俺に・・・伝えろと・・・

こいつは、どれだけの思いでこれを言っているのだろう。



それほど・・・もう覚悟を決めたのか?




「そんなの・・・自分で言うんだろ」

「もう、俺・・・ダメだ・・・」



パーシーは、真っ直ぐな眼差しで俺を見た。



「分かるんだよ、こういうのは」
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