ハート交換
一瞬、二人は目が合うと笑いだした。
「たぶん、貴方は頭がいいからわたしを混乱させないように黙っているんだと思う。でも最初は、驚いたわ。突然、声が聞こえてくるんだから。」
しばらく笑っていた晃が「分かるよ。」と頷いている。
「わたしは、今話をしている私の心の声は聞くことができない。貴方に話してること、全く聞こえてこないよ。」
「そっか・・・自分の心の声は自分では聞けないんだ。相手のハートの中にあるからだろうか?」
晃は、何か考え事をしているようで瞬きもしないまましばらく黙った。それから突然、私の方に体ごと向き直り話し出した。
それは、私達二人が元に戻れるかもしれない方法だった。
「たぶん、貴方は頭がいいからわたしを混乱させないように黙っているんだと思う。でも最初は、驚いたわ。突然、声が聞こえてくるんだから。」
しばらく笑っていた晃が「分かるよ。」と頷いている。
「わたしは、今話をしている私の心の声は聞くことができない。貴方に話してること、全く聞こえてこないよ。」
「そっか・・・自分の心の声は自分では聞けないんだ。相手のハートの中にあるからだろうか?」
晃は、何か考え事をしているようで瞬きもしないまましばらく黙った。それから突然、私の方に体ごと向き直り話し出した。
それは、私達二人が元に戻れるかもしれない方法だった。