ハート交換
カランカラン。


お店からまた人が出てきた。今度は、眼鏡をかけた男の人。お店の店長の中村進さん。俺の叔父さんだ。



「二人ともよく来たね。さぁ、中に入って。」



極端な人見知りをするなみかの腕を持って、俺は半ば強引に店の中に連れていった。



店内は、木造でレトロな雰囲気のするお店だ。メインは、クレープ屋さんで、花屋は改築された奥のスペースで営業されている。



「みんな、ちょっと集まって!」


店長である叔父さんがスタッフに声をかけた。すると、お店の奥から3人の男の人が姿を見せた。



男の一人になみかが反応した。


このスタッフの中に俺のダチ修一もいたからだ。



「今日から、みんなと一緒に働いてくれる二人を紹介するよ。」



< 114 / 284 >

この作品をシェア

pagetop