ハート交換
「何でって別に・・・・ただ何となく」
俺は返事をするのが面倒なほど数字のプリントに集中していた。
明日から朱高校はテストが始まる。アルバイトを理由にテストの順位を下げるのだけは勘弁だ。そんなのカッコ悪い。
俺は必死で勉強した。
『何となくだったら、なみかって呼んでくれたらいいのに。』
なみかの心の声は不満気にそういった。
パラパラ
数字の教科書とにらめっこしている晃はうわの空だ。
『ちょっと!聞いてますか?』
「あ?ちゃんと聞いてるよ。なみか君でいいんじゃない。君もちゃんと返事してるし。」
『わたしはきっと嫌なはずよ!変なあだ名みたいだもの。なみか君って。』
「そう?いいんじゃない。男らしくて!」
『わたしは、男じゃないわ!れっきとした女の子よ。』
俺は返事をするのが面倒なほど数字のプリントに集中していた。
明日から朱高校はテストが始まる。アルバイトを理由にテストの順位を下げるのだけは勘弁だ。そんなのカッコ悪い。
俺は必死で勉強した。
『何となくだったら、なみかって呼んでくれたらいいのに。』
なみかの心の声は不満気にそういった。
パラパラ
数字の教科書とにらめっこしている晃はうわの空だ。
『ちょっと!聞いてますか?』
「あ?ちゃんと聞いてるよ。なみか君でいいんじゃない。君もちゃんと返事してるし。」
『わたしはきっと嫌なはずよ!変なあだ名みたいだもの。なみか君って。』
「そう?いいんじゃない。男らしくて!」
『わたしは、男じゃないわ!れっきとした女の子よ。』