ハート交換
「晃・・・・」



突然、修一が話しに入りこんできた。



「学校とバイトの両立大変だろ?君んとこ進学校だし。」



修一は、さっきからもじもじしている。何が言いたいんだろうか?


「なみかちゃん・・・家に送るの俺が変わってやろうか?」



「えっ?」



何を言い出すかと思えば・・・修一。お前もしかして。



「でも・・・」



「私のことなら気にしないで。ここから家、近いし。」



そういう問題じゃないだろ。俺は、彼女に言いたいことがあったが言葉が上手くでてこない。



「でも、なみちゃん。この辺り痴漢がでるから、やっぱり俺が家まで送ってあげるよ。俺、帰る方向一緒だし。いいだろ?晃・・・」


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