ハート交換
「晃・・・無理やり聞いてごめんなさい。」


恭子は、泣いて謝った。



「別にいいさ。もう過去の話だし。」



俺は、笑顔を恭子に見せた。



「あー、なんか俺も腹減ってきたな。誠、巧のパスタ俺も食べる。」



「おうよ!ほら、恭子ちゃんも一緒に食べよう。」



泣いている恭子に誠がやさしく話しかけた。



パスタは、最高に美味しかった。お腹いっぱいになると、何だか元気がでてきたようだ。


誠は、本当にパスタをおごってくれて、店を出るとき巧にもテイクアウト用のパスタを頼んでいた。



「恭子ちゃんちょっと送って行くから先にクレープ屋に行っててくれない?」



誠が晃にいった。



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