ハート交換
「誠ありがとう!でもここでいいよ。親に車で迎えにきてもらうからさ。じゃあね、バイバイ。」



そう言って恭子は手を振って二人と別れた。誠は、何かいいかけたがやめて恭子に笑顔で手をふった。



公園をしばらく誠と二人でしばらく歩いた。


「巧、今ごろ泣いているじゃねぇか。このパスタ食べさせて元気になってもらおうぜ。」


誠がパスタが入った袋をブラブラさせながらいった。



「それがいい。ここのパスタめちゃくちゃ旨いからな!」



俺は、笑顔でいった。



「なぁ晃。修一に聞いたんだけど、なみかちゃん屋上から飛び降りようとしたんだって?」



心が痛い。



「・・・・・・」



「悪い、晃。でも彼女似てるな。ユリさんに!」



誠が言った。



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