ハート交換
「どこが似てるんだよ。ユリの方が美人だし、アイツはガサツな所があって俺は女の子と思って接してない。」


何を言い出すのかと思えば・・・誠は、俺を動揺させるようなことばかりいう。



俺は、段々落ち着かなくなってきた。



「見た目とかじゃなくて。雰囲気というか、内面のことだよ。晃、お前がほっとけない気持ちになる女というか。これも修一から聞いたんだけど。お前は、なみかちゃんに一体何を預けたんだ?」



誠が言った。



「修一~!アイツ何でもべらべら喋りやがって!」



怒りでつい近くに置いてあったベンチを思わず蹴ってしまった。



「やめろって晃!」



誠に静止されてやっと俺は我にかえることが出来た。



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