ハート交換
嵐の夜
カタン―。掃除道具を乱暴にロッカーにしまう
「水沢、後は掃除頼んだ。俺達これから部活があるから。」
「わたし、これから病院に行かないといけないんだ。ごめんね。後はよろしくね。」
だから何?わたしだってこれから用事があるのに
でもそんなこと言えるわけない。
わたしは黙って頷く。「シカタナイヨ・・・」
小さな声でそういうのが精一杯。
みんなあっという間にいなくなって教室にはわたしだけになった。
これがわたしにとっていつもの光景いつもの日常
友達なんていなかったし、普段は誰もわたしに話かけてこない
話をするのは用事がある時だ。
淋しいだなんて思ったこともない。
世の中は不平等にできている。人気者は生まれた時からそうだし、嫌われ者は生まれた時からそうなる運命にあるのだ。
「水沢、後は掃除頼んだ。俺達これから部活があるから。」
「わたし、これから病院に行かないといけないんだ。ごめんね。後はよろしくね。」
だから何?わたしだってこれから用事があるのに
でもそんなこと言えるわけない。
わたしは黙って頷く。「シカタナイヨ・・・」
小さな声でそういうのが精一杯。
みんなあっという間にいなくなって教室にはわたしだけになった。
これがわたしにとっていつもの光景いつもの日常
友達なんていなかったし、普段は誰もわたしに話かけてこない
話をするのは用事がある時だ。
淋しいだなんて思ったこともない。
世の中は不平等にできている。人気者は生まれた時からそうだし、嫌われ者は生まれた時からそうなる運命にあるのだ。