ハート交換
「何か言った?」



「何でもないよ。」



なみかは俺の為にお茶を入れてくれた。




「それでいつ行くの?私はいつでも準備オッケーだよ。」



なみかの目に力が入った。



「その話をする前に、最近学校行ってないらしいね。」



俺からその話を切り出すことにした。



「・・・体がずっとダルかったから。」



なみかはバツが悪そうに下を向いている。



「みんな心配してた。バイトにも来ないから店長も病気が悪いんじゃないかって・・・」



「ごめんなさい。」



なみかは頭をテーブルに付くほどに深々と謝った。



「もうみんなから話聞いてるでしょ。わたし、どうしたらいいか分かんなくて顔合わせづらくて・・・ずっと逃げてたの。」




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