ハート交換
「この資料によると、しかし最後の一人は遺体で発見されたらしいんだ。この男の遺体の解剖記録もあるんだが・・・読んでもいいかい?」
「はい。読んで下さい。」
「遺体の解剖記録によると体の表面、つまり皮膚には一切傷がないにも関わらず・・・心臓だけ、きれいに抜き取られていたらしい。この男の心臓の部分は空洞になっていたとのことだよ。」
「それって・・・つまり」
「あぁ、僕も晃くんと同じ考えだよ。心臓をあの鏡からとられたんだと思う・・・まるで生け贄に捧げられた心臓のようにね。だから、危険なんだよ。まっ鏡のせいかどうかは、本当の所は分からないんだけどね。」
その後、小川さんに水沢なみかという女の子を一緒に連れていく旨を伝えて、俺は携帯を切った。
「はい。読んで下さい。」
「遺体の解剖記録によると体の表面、つまり皮膚には一切傷がないにも関わらず・・・心臓だけ、きれいに抜き取られていたらしい。この男の心臓の部分は空洞になっていたとのことだよ。」
「それって・・・つまり」
「あぁ、僕も晃くんと同じ考えだよ。心臓をあの鏡からとられたんだと思う・・・まるで生け贄に捧げられた心臓のようにね。だから、危険なんだよ。まっ鏡のせいかどうかは、本当の所は分からないんだけどね。」
その後、小川さんに水沢なみかという女の子を一緒に連れていく旨を伝えて、俺は携帯を切った。