ハート交換
この先、いつか修一君と笑って話せる・・・そんな日が来るのかな。


分からない。未来のことは分からないけど私はそんな日が来て欲しかった。



学校の屋上で、晴れた日に二人で相合傘をして喋ったあの頃みたいに。




「私の方こそいろいろ皆に心配や迷惑かけてごめんなさい。」



「なみちゃんは気にしないで。ところで・・・最近どうなの?晃とは。なんか今日朝早く飛行機に乗って福岡に行ってくるとか言ってたけど。」




「・・・・今日朝早く?」




「今ごろ福岡にいると思う。」



誠は携帯を取り出して時間を確認する。







「えっ―――――!!」





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