ハート交換
『どこにいるか教えてやろうか?』


「ヒ・・・出来ればオシエテ」


ま、また会話を交わしてしまった。やっぱりいる。幻聴なんかではないみたい


この声の主・・・確かに存在する


『おい、大丈夫か?』

「ヒ・・・」


話しかけられるたび恐怖で怯えてしまう。


しかし、もう一方で冷静で心が落ち着いている自分がいた


不思議。この感覚なんて表現したらいいのか


頭と心が分離したような感じで感情が上手くコントロールできないような感覚に襲われていた


『大丈夫か?』


「・・・・ウン」


『ちょっと鏡の前に立ってみ?』


「鏡?」


布団から這うように出てきて恐る恐る鏡の前に立った



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