ハート交換
地震のせい?



ガバッ!!



布団から思いきり飛び起きた。



「えっっ――――!!でも・・・いいの?真犯人は・・・」



「なみか、君なんだけど。この際そんなことどうでもいいんじゃないか。あんな危険な鏡、壊れてしまったほうがよかったんだよ。」



「でも、国宝だよ?」


「大丈夫だよ。もうひとつは無事だったんだし。それに、君の勇気ある行動で俺の命は救われたんだよ。分かってる?」




晃は両手で私の頬をそっと触る




「君を助けるつもりが逆に助けられてしまったな。本当に、ありがとう。」



晃はやさしく微笑みながらゆっくりとなみかにキスをした。





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