ハート交換
「・・・・・・考えるのやめた。寝るわ。」


『えぇ?自分のことだろ・・・・・・』



これ以上、わたしの頭で頑張って考えて見ても良い案が浮かんでくるとはとても思えない。


だけど、この時ふと森本晃の顔が頭をよぎった。


もう一度直接会って話をしたほうがいいだろうか。



突然―「アイツに関わらない方がいい。」
リーダーらしき女の子の声がズシンと重く心に響いた。


あんなふうに忠告されたらどうしても警戒してしまう。一体どうしたらいいものか。



「そうだ。わたしの心に君がいるじゃない。だったら、わざわざ君に会わなくても問題を解決できるじゃない!!わたしって頭いい!」


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