ハート交換
『・・・・・』


急にわたしの気持ちが重く苦しくなってきた。少し言い過ぎたのであろうか?これは、わたしの心に彼の存在がある証拠!彼の気持ちがストレートに伝わってくる。



『・・・俺も確かに悪かった。あーそうさ。でも君も何だよ。あの態度は!あの挙動不審!!』



わたしにコテンパに詰られた彼は開き直って叫んだ。


わたしが何か言い返そうとした時、晃のトーンダウンした心の声が聞こえてきた。



『とにかく・・・・ここで喧嘩しても何も始まらないさ。もう一度いう。君は俺に会うべきだ。そして、二人で問題を解決しよう。きっと、できるとおもう。俺を信じて。』



俺を信じて・・・・わたしはその言葉に胸がぐっときた。



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