ハート交換
今まで、何度人のことを信じて来ただろう。そのたびに裏切られてきた私だ。


森本晃。君はわたしに自分を信じろと簡単にいうけれど、それは今の私にとって一番できないことだった。



『心配ない。俺は君ともう一度会うよ。自分自身のことだからよく分かるんだ。だけど・・・もう君の事を傷つけたくない。君の心にいて、痛みがよくわかったからね。だから、俺から一つ提案がある!』



「提案?一体どんな・・・・・・」



晃の言った提案がどんなものなのか、とても気になったが体の方に限界がきたようだ。



わたしは、そのまま床に仰向けになったまま深い深い眠りの世界に落ちていった。



眠りに落ちる直前、わたしの左手がそっと毛布を引っ張りヒョイとお腹の上に毛布をかける。



『はぁ、呆れるね。全く。』








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