ハート交換
布団の中で、ママの話を聞きながらうつらうつら夢の世界に入り込もうとしていたら突然はっきり目が覚めた。


「森本晃!ママそういった?何、家に来てるの?」


「そうよ。今玄関の前にいるわよ。それより聞いてるの?友達呼んどいてこの部屋の散らかりようはないんじゃないの?」


「ママ!話は後で聞くから!彼を、その森本君に家の前の公園で待ってるように言ってくれない?お願い。」



ママは、ニヤニヤしながら「はいはい。伝えてきます。」と部屋を後にした。


「・・・・・」


『さすが俺!行動早いね。』


「褒めてる場合じゃないでしょうが!家に来てるのよ。どうしよう?」


わたしは、もう一度布団の中にもぐり込み小さく丸くなった。



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