ナムストーンPART3
アポロジュニア15
(大統領)「誰も信じないだろうが、これを公表しよう」
宇宙船アポロジュニアは地球への落下軌道に入った。
地球から見ると、まさに黒雲が天空を覆い尽くし、
氷の嵐に巻き込まれる直前で稲妻、オーロラ、雷が轟き、
ヒョウが降り出してきた。
急速に温度が下がり、気圧が高まって息苦しい。
黒光りする粒子がまとわりついてくる。
一陣の突風が吹いて、いよいよ氷の砂嵐が磁気の乱れを
伴って30時間地上で荒れ狂うのだ。
地上1万数千メートル、宇宙船から地球が見える。ピンク
の雲のようなアメーバ彗星の最先端に押されるように見え
隠れしながら地上へ落下していく。
落下地点の南太平洋まであと数周。ヒマラヤの峰々が下方に見える。
その近くに小粒の何かが見える。飛行機ではない。なんとそれは、
水平飛行する5人のスカイダイバーだ。インド洋から東アフリカに
かけてアポロジュニアは少しづつ高度を下げていく。
スカイダイバーの五角形のシルエットが下方のあちこちで見えてきた。
ジュニアは南極上空を通過して南米を北上しヨーロッパ上空を横切る。
スカイダイバーの密度が急に増加して天空一杯に広がってきた。
こちら側から見ればピンク色の幸福な雲に見えるが、
地上から見上げればまさに氷の嵐の到来だ。嵐の雲を突き抜けて
5人のユニットダイバーが宇宙船のすぐ真下まで無数に広がり
浮上してきている。
ほぼ宇宙船と同じ高度でとどまり、ともにゆっくりと落下していく。
宇宙船アポロジュニアは地球への落下軌道に入った。
地球から見ると、まさに黒雲が天空を覆い尽くし、
氷の嵐に巻き込まれる直前で稲妻、オーロラ、雷が轟き、
ヒョウが降り出してきた。
急速に温度が下がり、気圧が高まって息苦しい。
黒光りする粒子がまとわりついてくる。
一陣の突風が吹いて、いよいよ氷の砂嵐が磁気の乱れを
伴って30時間地上で荒れ狂うのだ。
地上1万数千メートル、宇宙船から地球が見える。ピンク
の雲のようなアメーバ彗星の最先端に押されるように見え
隠れしながら地上へ落下していく。
落下地点の南太平洋まであと数周。ヒマラヤの峰々が下方に見える。
その近くに小粒の何かが見える。飛行機ではない。なんとそれは、
水平飛行する5人のスカイダイバーだ。インド洋から東アフリカに
かけてアポロジュニアは少しづつ高度を下げていく。
スカイダイバーの五角形のシルエットが下方のあちこちで見えてきた。
ジュニアは南極上空を通過して南米を北上しヨーロッパ上空を横切る。
スカイダイバーの密度が急に増加して天空一杯に広がってきた。
こちら側から見ればピンク色の幸福な雲に見えるが、
地上から見上げればまさに氷の嵐の到来だ。嵐の雲を突き抜けて
5人のユニットダイバーが宇宙船のすぐ真下まで無数に広がり
浮上してきている。
ほぼ宇宙船と同じ高度でとどまり、ともにゆっくりと落下していく。