アイツと私の世間事情
何考えてるんだ、あいつ…
もやもやとした思いを抱えながら鍵を開けて自分の家に入る。
お母さんにただいまを言ってから自分の部屋のベットにダイブする。
…てか、まあ私はそこまであいつの事嫌いな訳じゃないんだよね。
ただ、面倒な事に巻き込まれたくないだけであって嫌いって訳ではない。
…じゃあ、あいつは?
私の事が好きとか?
…ないない、まずあいつが私の事を好きになる要素が無いもん。
ふ、と窓の外に目をやるとあいつが自分の部屋で勉強していた。
携帯小説のお約束のように部屋から部屋へ飛び移れる訳ではないが、家同士ある程度近いため隣の部屋の様子は大体わかる。
何時もと違って黒い眼鏡を掛けたあいつは正直かっこよかった。
と、じっとあいつの方を見てるとぱっとあいつがこちらを向いた。
反射で目をそらしたけど、人の家の様子を伺うって私変態みたいじゃない!?
そっとあいつの部屋の方へ目をやるとあいつがニコニコ笑って手を振っていた。
きっと今ゆでだこの様になっているであろう顔を慌ててカーテンを閉めて隠した。
もやもやとした思いを抱えながら鍵を開けて自分の家に入る。
お母さんにただいまを言ってから自分の部屋のベットにダイブする。
…てか、まあ私はそこまであいつの事嫌いな訳じゃないんだよね。
ただ、面倒な事に巻き込まれたくないだけであって嫌いって訳ではない。
…じゃあ、あいつは?
私の事が好きとか?
…ないない、まずあいつが私の事を好きになる要素が無いもん。
ふ、と窓の外に目をやるとあいつが自分の部屋で勉強していた。
携帯小説のお約束のように部屋から部屋へ飛び移れる訳ではないが、家同士ある程度近いため隣の部屋の様子は大体わかる。
何時もと違って黒い眼鏡を掛けたあいつは正直かっこよかった。
と、じっとあいつの方を見てるとぱっとあいつがこちらを向いた。
反射で目をそらしたけど、人の家の様子を伺うって私変態みたいじゃない!?
そっとあいつの部屋の方へ目をやるとあいつがニコニコ笑って手を振っていた。
きっと今ゆでだこの様になっているであろう顔を慌ててカーテンを閉めて隠した。