恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
「えっ!?煌くんの後ろ!?!?」
いや、そんなに驚くことはないんだけど……
いつも乗ってるし…逆に他の人を指名されるよりは乗りなれている煌くんの後ろの方がいいのかもしれない。
だけど……
「走りの時って……総長の後ろに乗っていいの……?」
いつしか誰が言っていた。
『総長は、みんなで走りに行くとき先頭を一人で突っ走るんだよ』
『そうそう!それがまた、かっこよくて…総長が一人で走るあの光景は、忘れられないんだよな~。
何だろう……俺についてこい!、みたいな?』
『かっけーよな~。
俺、それ見て惚れて…ここに入ったんだ!!』
『お前もか!?俺も!!』