恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
幹部部屋には、篤斗くん、愁さん、龍くんがいた。
煌くんは……いない。
愁さんはパソコン、篤斗くんはお菓子、龍くんはスマホにそれぞれ向かっていた。
「愛依ちゃん、似合うね~♪
特効服!!」
やっぱりこれ、特効服だったんだ。
「篤斗くん達もカッコいいね!
似合ってる♪」
ほとんど、着崩した制服姿しか見たことないから、みんなの特効服姿は新鮮だ。
「嬉しいけど……
それ、きーくんの前で言わないでね?
というか、きーくん以外にカッコいいとか、言っちゃダメだよ?」
「なんで?」
「なんでも!」
篤斗くんは、理由は教えてくれない。
「それはそうと……愛依ちゃん?煌に何を言ったの?」
愁さんが、笑いながら言ったけど……
目が笑ってない。