恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
「ありがとう。
でも、1人で行くよ。すぐに戻ってくるし…子どもじゃないんだから、大丈夫!」
わたしはその言葉を残し、倉庫を出た。
そして、コンビニに行くふりをして、倉庫の裏にある浜辺へと向かった。
今はとりあえず……1人になりたい。
それに…この格好じゃあ……コンビニには行けない。
特効服は……目立ち過ぎるでしょ……
裸足になって浜辺を歩く。
波の音が心地いい。
愁さんに……酷いこと言った心が洗われてるみたい。
目の前には夕日が……海に隠れようとしていた。
「綺麗……」
思わず出た言葉。