恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
あぁ……なるほど!
わたしは疑う事もなく、妙に納得した。
でも、もう一つ気になる事があった。
「剛挧…さんは、何でこんなところに……?」
この海の周辺に、何もない。
海開きも……まだ…してない……
それに……一人で来るなんて……
って…それはわたしも人には言えないか…
「それは…君の背中が、あまりにも寂しそうに見えたから…海にこのまま飛び込んで行かないか、心配になってね…?」
えっ……?
そんな風に見えてた?
「でも……そんなことなかったみたいだ」
そう言うと、またしても爽やかな笑顔になった。
でも…この笑顔に……なんだか違和感を覚えた。
なんだろ………