恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
そして…俺は…愛依ちゃんを浜に座らせ…自分も少し距離を置いて座り…話始めた。
煌達に出会う…前のことを……
出会ったきっかけを………
―――――――――――
俺は普通の一般家庭と呼ばれる所に生まれた。
幼稚園まではなに不自由なく暮らしていた。
父もいて…母もいて…
毎日笑っていた気がする。
一人っ子だったから…ほしいと言ったものは…大体は買って貰えていた。
たまに怒られることもあったけど……
楽しかった……気がする。
今、思えば…あれが"幸せ"…と言うものだったのかもしれない。
だけど……突然……
それは…消えてしまった。
父の……死………に、よって………