恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd




お腹を蹴り、背中を踏みつけ、叫ぶ。





「お前は…お前は……いらない子だ!!
お前なんか…いなくなれ……!!消えろ…!!」




何も…抵抗できないまま、心と身体の痛みを受け止めた。






何で……こんなことに………なってしまったんだろう……





僕が小学校に受かったから?



僕が母を気遣ってなかったから?



こうなる前に何かに出来たんじゃないの?




でも…一番は……




僕が生まれてなければ……



生まれて来たのが僕じゃなければ……






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