恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
そうだ…
僕が…いなければ………
そう思った。
数分後、母は家から出ていった。
最後に"消えろ!!"と叫んで……
じゃあ…
僕は………
しばらく床に寝転んだまま考えた。
これからのことを考えたかったし…なにより、身体中が、痛くて動けそうにない。
腕も力が入らず、身体を起こすことが出来ない。
ダメだ……
こんなところに寝転がっていたら、帰ってきた母にまた……
もう……母は……お母さんではなくなってしまった……
だけど……
こどもの僕は頼るしかないんだ……
他に行く場所のない僕は……
でも…もう………