恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd



こういうとき……人は見て見ぬふりをする。




なんて……





残酷なんだろう……




おかしいとわかってていても、自分が不利にならないようにする。




結局、みんな自分が一番なんだ。






こんな世界は嫌だ……



辛い……



逃げたい………




逃げたい…



嫌だ…





いつの間にか川の上にある橋まで来ていた。






僕は……このまま……



橋から川を見下ろすとけっこう高さがある。





怖い……


怖い……




だけど……



ここにも……居たくない……







その時……




目から雫が落ちた……









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