恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
こどもらしく泣きじゃくった。
だけど…それを恥ずかしく思った。
まだ……僕は…
この世界に希望を捨てきれてない。
中途半端だ………
覚悟を決めてここまで来たはずなのに……
何で……
「おい!」
ふいに誰かが声をあげた。
俺はビックリして涙が引っ込んだ。
泣いたあとが残っている事を忘れ、声の主を見た。
そこには同い年くらいの男の子がいた。
この子………
どこかで………