恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
それとも……親戚の家…?
どちらにしても……こんな家を持ってる人と知り合いなんて……すごいよ。
門をくぐった瞬間からすごい。
目の前には大きな庭。
そして、庭なのに道路がある……
ご丁寧に家の前で停まれるようにロータリー?になってるし……
お金持ちって……ほんとにいるんだね……
僕がキョロキョロしているのにも構わず、
煌くんはどんどん歩いていく。
だけど……門から入って数メートル先に家の入り口らしきドアがあったのに……
違う方へと進んで行く。
家の右側から後ろの方へと来ると、これまた庭がある。
家から出れるようになっていて、そこは、芝生で埋め尽くされお洒落なテーブルと椅子が数個置かれていた。
花壇もあって、綺麗な花が咲いている。
そして…家に寄り添うように立っている大きな木も……