恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
「煌くんといつも乗る…あの、バイク?」
篤斗くんは、コクりと縦に頷いた。
「なんだーランニングの事かと思ったよ!」
バイクで走りに行くのなら、わたしは、お留守番かな……?
でも………バイクって……
「大丈夫?怪我…しない………?」
交通事故とか………ならないかな?
悪い考えをしていると、煌くんがわたしの頭を撫でた。
「事故なんか…しねぇ……安心しろ」
と、優しく笑った。
今、わたしは煌くんの膝に座っている。
他のところに座ろうとしたら、煌くんに腕を捕まれそのまま無理矢理座らされた。
もう、みんなも見慣れたのか、一々反応しない。
わたしは、慣れなくて未だに恥ずかしいけど………