甘く寄り添って
時下さんが私達の方へ戻ってきた。

「ピーター、ありがとう。悠に変なことを吹き込んだりしなかっただろうな?」

「僕は何も。しかし君も相変わらずある面ではウトイ男だな、他はパーフェクトだけどさ。」

「ピーター、ある面とはどの面のことだ?」

「大したことじゃない、気にするな。それより悠のことだけど。」

ピーターは時下さんをうながしてカウンターの方へ行ってしまった。

私は一人でお料理をつまむことにした。

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