プロテクト・ストーリー?



「あ、開けていいの…?」




「ああ。どうぞ。」



おそるおそる開けてみると、
そこには最新型の iPhone。



「えっ?ちょっ?コレ、どういうこと!??」



「どういうことって、
勉強頑張った御褒美だよ。」



「御褒美って…、…高過ぎるよ、こんなの…。」



―高くても、ご飯食べに行くとか、
それくらいだと思っていた私は
目の前にあるものに驚いて、声が出ない。



「まぁ、必要なものだしね。」



そう言いながら、蒼は平然としている。



「………あの、本当に申し訳ないんだけど…、」



「何?
まさか、貰わないとか言わないでね?
契約しちゃってるし。」



断わろとすることに断わられた。
けど、ここは引けない。



「………だって、こんな高価なもの…。
それに、毎月お金も必要だし…。
バイトも出来ないから払えない…。」



「『金、払え。』
―だなんて、誰も言ってないでしょ?
お金は一切、気にしなくていいから。
海は俺に甘えてくれてたらいいの。」




< 113 / 113 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ツンデレ彼氏をデレさせろ。
歩琉有/著

総文字数/99,711

恋愛(ラブコメ)207ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop