プロテクト・ストーリー?
「でも!!!
蒼が私と一緒にいたら、
危険な目に!!!!!」
「海は俺が居なかったら、
死ぬんだよ。
過去でも未来でもな。」
「………っ………。」
「海が居なかったら、
俺だって、生きてられない。
だから、絶対、海を死なせないし、
俺自身も死なないから。」
決意した彼の瞳は、
真っ直ぐで、綺麗だった。
「あ、蒼………。」
「もう一度、約束する。
俺は海を一人にしない。」
その言葉を聴いた時、
涙が溢れ出した。
「うん!!」
その言葉を聴いた時の
温かさを、私は一生忘れない。
「とりあえず、お仕置きだな。」
「え、う、嘘でしょ…?」
「嘘じゃない、海の身体に
俺から離れられないように
刻みこまなきゃな?」
そう言って、蒼は、
意地悪くニヤリと笑う。
「ぎ、ぎゃあああああ!!!」